煎茶は緑茶の中の一種
緑茶は生のお茶の葉を発酵せずに製造する不発酵茶になります。この不発酵茶の中には煎茶の他に玉露(玉露)や番茶(ばんちゃ)焙じ茶(ほうじちゃ)も含まれます。
ちなみに発酵して製造すると紅茶や烏龍茶になるのですが発酵度合いによって変わります。発酵度合いが多いのが紅茶で緑茶から紅茶の間位の発酵度なのが烏龍茶になりす。
煎茶と番茶の違い
基本的には煎茶と番茶は同じ葉になり製法も同じになります。
番茶の定義は地域によって変わりますが、お茶の名産地静岡では一番茶ニ番茶の事を煎茶、7月頃に摘まれる三番茶9月頃に摘まれる四番茶の事を番茶と言います。また、関西や西日本では二番茶以降のお茶を番茶と定義している地域もあります。お茶の三大成分のカテキン、テアニン、カフェインは煎茶の方が多く含まれているので、番茶が煎茶の下位互換に思われるかもしれませんが、煎茶より苦味や渋味が抑えられすっきりと飲む事が出来るお茶です。
玉露について
よく最高級のお茶として耳にする事が多い玉露ですが、煎茶との違いは栽培方法に違いがあります。
一般的な煎茶は、露地栽培で日差しをたっぷり浴びて育ちますが玉露は寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる布などで一定期間覆いをして、日差しを遮った状態で育てるのが特徴です。煎茶に比べて栽培方法に手間がかかる為一般的な煎茶に比べて高級品とされています。また、玉露は生産量が少なく限られた地域での裁判な事も高級品になる理由としてあげられます。主な玉露の産地は京都の宇治、福岡の八女、静岡の岡部になり希少性の高いお茶になります。
抹茶について
抹茶は甜茶(てんちゃ)と呼ばれるお茶が原料になっており、この甜茶も緑茶の一種になります。煎茶との違いは工程に有り茶葉をもむ工程がないのが特徴になります。そこから粉末状にする為に挽いて、茶筅で点てて飲んだり、料理やお菓子に混ぜて使ったりします。
焙じ茶(ほうじちゃ)について
焙じ茶は煎茶や番茶を焙煎したものになります。焙煎する事で苦味や渋味が薄れて香ばしさがあり、口当たりも良いお茶になります。
紅茶・烏龍茶について
お茶は大きく分けて緑茶・紅茶・烏龍茶に分類されます。先にも述べましたが、違いは発酵度合いによって変わります。完全に発酵した物が紅茶、半分程度発酵した物が烏龍茶、まったく発酵させない物が緑茶になります。
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